皮革豆知識

シープとラムの違い

シープとラムは同じ羊です。
子羊はラムといい、大人の羊をシープといいます。
大人羊と子供羊をどこで区別するのか難しい問題で、諸説色々とあり始めて毛を刈った羊をショーンラムといいますが、羊すべてが毛を刈るとは限られておらず、毛を刈るのは主にウールシープですので、ヘアーシープには当てはまりません。羊も乳歯から永久歯に生え変わるので、生え変わる前がラムで、永久歯になったのがシープという説が正しいと思います。

 

シープスキン

シープスキンの産出国の多くは回教徒の国で、豚は不浄とされ、食べないので、日本人が豚肉を食べるのと同じように羊肉及び山羊肉を食べるので、その副産物として産出されます。
シープと一口に言っても、人間でも日本人、ロシア人、フランス人、インド人、アフリカ系黒人というように、シープもその生息する地域により大きく異なります。大別して熱帯地方に生息するヘアーシープと高緯度地方に生息するウールシープに分けられます。ヘアーシープ、ウールシープそれぞれ特徴があり、その用途により使い分けられます。

 

ウールシープとヘアーシープの違い

ウールシープは主に南北20度以上の高緯度地域に生息しており、冬の寒さから身を守るため細い毛と皮下脂肪を蓄えております。
羊毛を取るのには良いのですが皮質の密度は粗く強度を要求される革製品には適しておりません。
ヘアーシープは緯度20度以内に生息しており一年中夏の気候なので保温用の毛や脂肪もあまり必要とせず、毛質も祖毛で利用価値も少ないです。その代わり皮質は密度が高く手袋、靴用革には最適です。
ウールタイプとヘアータイプの中間層の羊もおり、主に四季のある温帯地方生息しており、ウールタイプとヘアータイプの長所、短所を持っています。
最終的に革製品の何を作るかによってタイプは使い分けられています。

 

なめしの種類と仕上げ方法

特殊な専門分野になりますが、最終的な使用目的により、渋なめし、クロームなめし、油なめし、みょうばんなめし、ホルマリンなめし等々原始時代から人類が生きる為に色々な保存方法を考えて来ました。
基本的ななめしにより、その最終使用目的により仕上げ方法もナッパレザー(表革)、スェード、エナメル革、ヌバック、セーム革、型押し革、シュリンク等々あります。
近年エコレザーなる名称の革も出始めておりますが、原始時代ではないので、革だけで他の素材を使用しないで革だけを使用する事は先ず無いと思いますのと、エコの基準も妥協数字もあるらしく一つのセールスポイントと思います。

 

皮革の売買単価

皮革の売買単位は動物の種類により異なりますが、一般的な牛、馬、豚、山羊、羊の場合、毛付き原皮(生皮)の場合、目方か枚数当りの単価が多くされ、なめし上がり染色仕上げされた状態になると、日本の場合メートル法でデシ平方cm(10cm×10cm)が採用されております。
欧米ではヤード・フィート法で平方フィート(1フィート×1フィート)が一般的です。
参考迄に1sqft=9.29d/cで換算されます。
例外的に渋なめし革は仕上がり革でも使用目的により靴底革のように厚い革は目方単位の売買になります。

 

要尺

当社の場合オーダーメイドビジネスが主力で非常に重要な部分です。
その素材により、キズを避けたりラム・シープの様に小動物の為一枚の大きさに制限があり、服装の場合デザイン、サイズにより大きく異なりますが、一般的にコートの場合 400~500 d/s ジャケット350~400 d/s パンツ 250~300d/s スカート 200~250 d/c が一般的要尺です。

Copyright(C)THE LEATHER COMPANY "PACI" All Rights Reserved.Produced.